大人でも身につく?絶対音感
絶対音感を習得するためには、幼児期における特別なトレーニングが必要だと紹介しました。では、大人になってから絶対音感を身につけることはできるのでしょうか。「不可能」だという学術的データがあるわけではないので、可能性はあるかもしれません。ここでは、大人のための絶対音感について考えてみたいと思います。
大人の絶対音感トレーニング
基本的には、絶対音感のトレーニング方法は、子どもも大人も変わりません。最初に「ド・ミ・ソ」といった単純な3和音の響きを覚えて、「ド・ファ・ラ」といった他の響きとの違いを聴きとっていきます。そして徐々に単音の絶対的音程を記憶するトレーニングに移っていきます。しかし、「ド」に聞こえるものが「ミ」だったり、「ファ」に聞こえるものが「ラ」だったり…と子どもと違ってなかなか上手くいかないのものです
しかし、このトレーニングによって確実に“音感”が身につきます。それは、相対的に音を捉える能力です。例えば、最初にこの音が「ド」ですよ、と基準となる音を知らされていれば、相対的に他の音を言い当てることができる能力です。相対音感はある意味で絶対音感よりも便利で、歌はもちろん、あらゆる楽器演奏に役立ちます。また、大人が絶対音感のトレーニングを行うことで、ほとんどの方が相対音感が身につけることが出来ます。
絶対音感のレベルを上げよう
もともと絶対音感にはレベル差があります。生活音や小鳥のさえずりさえも音程として捉えることができる人から、ピアノの音じゃないと上手く音をとれない人まで様々です。
ところが、一度身につければ生涯忘れることはないと言われる絶対音感ですが、そのレベルが下がってしまうことがあります。つまり、もともと絶対音感を持っていても、大人になったあと長い間音楽から遠ざかっていると感覚が鈍ってしまうのです。普段から簡単にでもトレーニングを行っていれば、絶対音感のレベルを高めることが出来るので、感覚を取り戻すためにレッスンを受けてみることをお薦めします。


